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2021 年度 研究成果報告書

全身性強皮症の自己抗原反応性B細胞のサイトカイン産生が他の免疫系に与える影響解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K22925
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0903:器官システム内科学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

深澤 毅倫  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (80884056)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード自己反応性B細胞 / サイトカイン / 全身性強皮症 / T細胞 / microfluidics / 単一細胞解析
研究成果の概要

本研究では、マイクロ空間を用いた独自の技術と方法論を用い、全身性強皮症(systemic sclerosis; SSc)における自己反応性B細胞の機能と役割を明らかにした。topoI抗原への親和性とサイトカイン産生能との関係について、high affinityなB細胞においてIL-6やIL-23などの炎症性サイトカインを産生するB細胞の割合が多く、産生量も多かった。同様にlow affinityなB細胞からはIL-10やIL-35の抑制性サイトカインを産生するB細胞の割合が多く、産生量も多かった。前者はTh17細胞を誘導し、後者はTreg細胞を誘導することも明らかにした。

自由記述の分野

皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、自己抗原反応性B細胞の機能を明らかとすることで、数あるB細胞集団中から、病原性を有するB細胞集団を明らかとする。さらに我々の技術では、少数の自己抗原反応性B細胞のタンパク分析を可能としており、表面抗原の分析によって新たな治療ターゲットの同定につながることが期待される。このような研究は他に類が無く、他の自己免疫疾患においても応用可能であることから、革新的かつ創造的な研究となることが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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