研究課題/領域番号 |
20K22946
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0905:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
聶 運中 東京大学, 医科学研究所, 助教 (00831330)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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キーワード | Stem cell / Liver regenration / Liver organoid / Liver reconsturction |
研究成果の概要 |
肝オルガノイド(LO)は肝移植の潜在的な代替手段である。、ここでは、hiPSC由来の増殖性前駆細胞を分化誘導し、効率的なLO産生システムの構築を目指す。hiPSCから増殖性ある肝芽細胞と肝星細胞への誘導を成功した。免疫不全マウスに増殖性肝芽細胞および肝星細胞の安全性を移植し、移植部位での腫瘍形成を観察しなかった。さらに、肝芽細胞は慢性肝障害モデルの肝臓に再増殖し、機能的な肝細胞への成熟を確認した。さらに、生産効率を向上させるために、増殖性前駆細胞を用いて新規LOs作製法(マトリックスおよび3Dマイクロウェルフリー)を開発した。従来LOsと比較して、新規法作製したLOsは高く肝機能を確認した。
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自由記述の分野 |
再生医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
末期肝疾患を治療するための移植可能なドナーの持続的な深刻な不足のために、新しい移植可能なヒト肝臓の開発が緊急に必要とされている。ヒトiPS細胞由来の肝臓オルガノイド(LO)は肝移植の潜在的な代替手段である。効率的な低安全で低コストのLO作製法の開発は臨床への応用における最重要なステップである。この研究では、増殖性前駆細胞に基づいてLO作製基盤を構築した。増殖性前駆細胞の技術は、未分化のiPSの排除と細胞分化誘導コストの削減に有益と考えられ、より安全、低コスト、高機能のLOを製造が促進されることが期待される。
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