8週齢オスのC57BL/6J系統マウスに対し、歯周炎モデル、咬合性外傷モデル、歯周炎咬合性外傷併発モデル、対照群の4群を作成し、マイクロCTにて歯槽骨吸収の程度を比較した。その結果、歯周炎群に対し、歯周炎咬合性外傷併発群において骨吸収量の増加が認められた。マウス実験においても、咬合性外傷が歯周炎の増悪因子になること、咬合性外傷が骨吸収に寄与することが示唆された。 さらに、上記4群について各処置3日後のマウスより歯肉、歯槽骨を採取、RNAを抽出し、RNA-seqを用いて網羅解析を行ったところ、歯周炎群に対し歯周炎咬合性外傷併発群で多くの発現変動遺伝子を認めた。
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