• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

メカノセンサーチャネルが調節する口腔粘膜創傷治癒機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K23033
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関佐賀大学

研究代表者

吉本 怜子  佐賀大学, 医学部, 助教 (70878181)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
キーワード創傷治癒 / 口腔粘膜 / イオンチャネル / メカノセンサー
研究成果の概要

口腔粘膜の治癒は皮膚よりも速やかで瘢痕が少ない。ゆえに、口腔粘膜の速やかな創傷治癒機構の解明は、口腔を含む全身における新たな治癒促進法を見出す手がかりとなりうる。私達は、口腔粘膜に機械刺激感受性のメカノセンサー陽イオンチャネルの発現を見出したことから、本研究では創傷治癒過程へのメカノセンサーの関与を明らかにすることを目指した。培養口腔上皮細胞を用いた超解像レベルの観察により、メカノセンサーイオンチャネル分子が特定の細胞骨格と関連すること、細胞の集団移動を調節することが明らかとなった。さらに、それらがマウス口蓋創傷モデルの創治癒に関連する上皮においても機能していることが示唆された。

自由記述の分野

常態系口腔科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

創傷からの速やかな治癒は、けが、手術後、褥瘡など多様な局面で課題となる。本研究では、重層扁平上皮の創傷治癒モデルとして、マウス口蓋創傷モデルを採用した。そして、粘膜上皮の治癒過程において重要な役割を果たす上皮の集団移動におけるメカノセンサーの関与を見出した。メカノセンサーの制御が治癒促進に関わることが示唆される結果が得られたことから、局所的かつ時間的なメカノセンサーの調節を標的とした治癒促進薬剤の応用が想定される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi