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2021 年度 研究成果報告書

新規中性自己組織化ペプチドを用いたnon-contained型骨欠損再生の試み

研究課題

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研究課題/領域番号 20K23038
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関東京歯科大学

研究代表者

吉田 航  東京歯科大学, 歯学部, 非常勤講師 (30875703)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード歯周組織再生療法 / non-contained型欠損 / 副甲状腺ホルモン / 自己組織化ペプチド
研究成果の概要

本研究は,ラットnon-contained型歯周組織欠損に対する副甲状腺ホルモン(PTH)の間歇的全身投与と中性自己組織ペプチド(SPG-178)の局所応用による治癒効果を検討した。PTH/SPG-178群の新生骨様構造は、Unfilled群と比較し多く認められた。さらに, SPG-178内でラット歯根膜細胞が網目状に広がり増殖を示したことで,SPG-178は,新生骨形成促進の足場として機能する可能性が示された。以上より,PTHの間歇的全身投与とSPG-178の局所応用の併用は,歯周組織治癒を促進することが示唆された。

自由記述の分野

医師薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,重度歯周炎モデルにおける副甲状腺ホルモンの投与と足場材としての自己組織化ペプチドの応用が歯周組織治癒に及ぼす影響を比較・検討した。歯周炎の進行によって生じる骨吸収において,3壁性骨欠損よりも重篤なnon-contained型骨欠損モデルを人工的に作製し,成長因子と足場材の併用した歯周組織再生療法を行った。今回の結果から,non-contained型欠損における歯周組織再生療法において自己組織化ペプチドは足場材として十分に機能すると示唆された。本研究で得られた知見を基とし,さらに効率的な歯周組織再生療法が確立されれば重篤な歯周組織に対する治療戦略の足掛かりになると思われる。

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公開日: 2023-01-30  

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