研究課題
研究活動スタート支援
樹状細胞サブセットの一つである、形質細胞様樹状細胞 (pDC)は、その活性化により多量のⅠ型インターフェロン(IFN)を産生する機能的な特徴がある。このpDCが産生するⅠ型IFNは、全身性エリテマトーデス(SLE)、乾癬、およびSjogren症候群などの自己免疫疾患の悪化に関与すると考えられている。申請者は、Ewing肉腫の治療薬として開発中の低分子化合物が、マウスpDCのⅠ型IFN産生を抑制することを明らかにした。
口腔外科学
pDCは病原センサーとして核酸を認識するToll-like receptor 7 (TLR7)およびTLR9を発現しており、核酸を認識すると多量のⅠ型インターフェロン(IFN)を産生する特徴を持つ。pDCが産生するⅠ型IFNは全身性エリテマトーデス(SLE)、乾癬、およびSjogren症候群(SS)といった自己免疫疾患に関与すると考えられている。本研究によってpDCのⅠ型IFN産生を抑制することができれば、新しい作用機序の薬剤の開発に繋がると考える。