研究課題
我々は、システインを基質に軟骨細胞内で産生されるシステイン・パースルフィド/ポリスルフィドが軟骨細胞の増殖を促進し、骨成長を促すことを示唆するデータを得ている。そこで本年度は、in vivoでシステイン・パースルフィド/ポリスルフィドによる骨成長促進作用があるかを確認するため、シスチンを含まない飼料、通常飼料、シスチン過剰飼料を生後4週齢、生後8週齢のマウスに長期間与える実験を行うことにした。摂餌量、体重の変化、血液生化学検査、骨の形態計測を実施する。現在、実験継続中である。
2: おおむね順調に進展している
活性イオウ分子種の骨成長におよぼす影響をin vivoで検証する実験が進行中である。イオウによる骨伸張の調節が確認できれば画期的な成果となることが期待される。
イオウのin vivoでの骨伸張作用に関する実験を継続する。in vitroでは、システイン・パースルフィド/ポリスルフィド産生酵素の軟骨細胞増殖における役割を解析する。
イオウ調整飼料を与えたマウスの骨および内蔵試料の組織解析ならびに血液検査を依頼しており、その実施に時間がかかるため、その費用が必要である。
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