研究課題
研究活動スタート支援
ボンディング障害とは子供をかわいいと思えなかったり攻撃したくなる衝動が起こる状態を指す。そのボンディング障害と虐待的育児の関係を母親の体験から解明した。その結果、以下のことが明らかになった。①ボンディング障害は母親の置かれた状況と条件によりその程度が変化する、②ボンディング障害は母親の置かれた状況と条件により虐待的育児を引き起こす、③母親はボンディング障害を自覚している場合が多い、④ボンディング障害があっても母親には様々なストレングスがある、である。
精神保健看護、母性保健看護
ボンディング障害が虐待的育児を引き起こす状況と条件がわかった。母親は自身のボンディング障害を自覚し、自分の育児を変えたいと願っていた。そして、それら母親は様々な力(ストレングス)を持っていた。母親に対し問題点の解決からではなく、元々持っているストレングスからアプローチすることにより、新たな虐待的育児防止の支援方法が創出できる可能性が出てきた。