本研究において、保健指導を個人の属性および反応に基づいて精密に選択するアルゴリズムを開発した。生活習慣は多様であり、長期的な将来を見越した、最適な生活習慣の形成を促す提案への反応は人それぞれである可能性があるが、本アルゴリズムはこの多様性を考慮した保健指導を部分的に可能とする技術である。共同研究に関わる倫理的問題が生じたために方向修正が必要となったが、継続して本技術の応用と実証を、国の制度設計の根拠となる医学研究における重要な知識の抽出に対して用いることで、生活習慣病の低減に継続的に応用していく予定である。
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