本研究は地域在住高齢者を対象としたオンラインでの地域交流参加者のQOLを評価した。研究目的はオンラインによる遠隔通いの場が、地域在住高齢者のQOLの維持向上に寄与するかを明らかにすることである。地域在住の65歳以上の高齢者6名の高齢者が参加した。各対象者は自宅から毎週1回、8週間(全8回)の通いの場に参加した。QOL評価は健康関連QOLの指標であるSF-36下位8尺度スコア、身体的健康度、精神的健康度、役割/社会的健康を表す3サマリースコアを算出し、初回・最終の平均値の比較を評価した。8週間の参加において、SF-36の下位8尺度中、7尺度、3サマリースコアにおいてQOLスコアが上昇した。
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