孤独感や育児不安感・負担感は、母親の内的作業モデル(以下IWM)が影響することから、孤独感・育児不安感・負担感の高いIWMと子育て支援サービスへの要望との関連を明らかにし、児童虐待予防のための子育て支援サービスへの示唆を得ることを目的に1歳6か月児の母親に質問紙調査を行った。回収率は33.3%、有効回答率は91.0%であった。IWMのアンビバレント型は、孤独感、育児不安感・負担感が高く、子育て支援サービスに相談・一時保育を要望する者が多かった。回避型は、孤独感・育児負担感が高く、子育て支援サービスに親子同士の交流を要望する者が少なく、地域子育て支援拠点事業の利用を希望しない者が多かった。
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