研究課題/領域番号 |
20K23181
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
福井 美苗 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (70882207)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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キーワード | 移行期支援 / 移行期患者 / 意思決定 / 意思決定支援 |
研究実績の概要 |
第一研究である意思決定支援に必要だと考える支援、および意思決定支援を実施するための促進要・阻害要因を明らかにすることを目的としたインタビュー調査を実施中である。兵庫県立大学の本田順子准教授、武庫川女子大学の藤田優一教授の指導を受けながらインタビューガイドを作成した。第一研究の対象者は当初、移行期の患者に関わる看護師としていたが、対象者を日本看護協会に登録されている小児看護専門看護師とした。これは、移行期支援を実際に行っている看護師が小児看護専門看護師であることが多いことを考慮し変更した。研究責任者が所属する施設の研究倫理委員会において2020年3月に承認を受けた。現在、日本看護協会ホームページの専門看護師登録者一覧に掲載されている小児看護専門看護師に研究参加依頼書を送付し、同意を得られた対象者へのインタビュー調査を開始している。インタビューはCOVID-19の感染拡大防止を考慮し、対象者の希望があれば、インターネットを利用したビデオ通話によるインタビューも実施している。今後は、第一研究で得られたインタビュー内容から逐語録を作成し、語られた内容についてコードを作成し、類似した意味内容のコードよりサブカテゴリ、カテゴリの抽出を行う。第一研究の結果を踏まえ第二研究の目的である意思決定支援に必要だと考える支援とその実施状況の差異をおよび看護師や施設の特性による関連性を明らかにするためのアンケート調査を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第1研究において2020年3月に研究責任者所属施設の倫理委員会の承認を得て、小児看護専門看護師を対象にインタビュー調査を実施中である。今後第1研究の分析を行い、第2研究の計画実施を行う予定である。
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今後の研究の推進方策 |
現在実施中である、第1研究における小児看護専門看護師を対象とした意思決定支援に必要だと考える支援、意思決定支援を実施するための促進因子・阻害因子を明らかにするインタビュー調査の分析を行っていく。第1研究の結果を踏まえてアンケートを作成・配布し、第2研究の目的である意思決定支援に必要だと考える支援とその実施状況の差異および看護師や施設の特性による関連性を明らかにしていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
第一研究の倫理委員会承認が2020年3月になったため、第一研究で必要となる経費分が次年度使用額として生じた。今後、第一研究の分析・発表における経費と、第二研究における計画実施、分析および発表における経費として使用する。
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