第一研究において、小児看護専門看護師10名に対し、実施している意思決定支援についてインタビュー調査を行った。質的帰納的分析を行い、50項目の意思決定支援が明らかになった。 第二研究では、50項目の意思決定支援について、第二研究とし、全国の小児が入院する病院の看護師704名を対象に、実践の程度と意義の程度について4段階のリッカート尺度を用いて調査を行った。実践の程度と意義の程度の得点についてMann-WhitneyのU検定によって分析し、47項目において有意差が認められた。また、実践の程度においては病棟看護師の外来経験の有無において、39項目において有意差が認められた。
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