研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、ガーゼタイプマスクと再利用された不織布タイプマスクにおける飛沫粒子の捕集効果を明らかにすることを目的とした。両フェイスマスクは、新品と比較し30回の洗濯を行っても飛沫拡散防止能と環境中の微粒子捕集効果に有意差はなく、性能が維持されていた。一般の生活上でのフェイスマスクの使用方法を見直し、パンデミック時における医療現場のフェイスマスク不足の解消に貢献できる可能性がみえてきた。
基礎看護学
これまで不織布タイプマスクの使用方法は、ディスポーザブルという見解が一般的であり、ガーゼタイプマスクにおいても再利用した際の微粒子防御率を報告したものはほとんど見当たらない。しかしながら、COVID-19のパンデミック時にはフェイスマスクの入手が困難となり、危機管理対応としてフェイスマスクの再利用が提案されている。本研究結果は、フェイスマスクの再利用の可能性を議論するきっかけとなる。