研究課題
本研究の目的は、心不全患者のセルフケア促進、および患者-医療者、医療者間の情報共有やコミュニケーションを円滑にすることで再入院予防や症状悪化予防、QOLの維持向上といった患者アウトカム改善を目指して開発したWebベースの心不全セルフケア支援ツールの実用性を高め、実装に向けた予備試験を行い、効果を評価することであった。本研究の目的を達成するために、2つの段階に分け、研究を遂行する予定であった。第1段階:専門家会議、システム改修を通した介入プロトコールの作成方法:専門家会議の意見、最新のガイドライン、先行研究の結果を集約し、心不全管理ツールの活用を想定する心不全CNの介入プロトコールを作成する。(6ヶ月を目途に実施)第2段階:パイロットスタディの実施と効果の検証を踏まえて規模拡大に向けた課題の検討方法:①プロトコールに従った介入を心不全看護外来等の際に実施する②アウトカムは、疾患特異的QOL、重症度(検査結果を含む)、不安抑うつ、セルフケア行動尺度によるセルフケア実行の程度の変化は6ヶ月ごとに、再入院の有無、入院日数は適宜収集する。(18カ月のfollowを目標とする)③研究終了後、研究参加者よりプロトコール、心不全管理ツールへの意見を聴取し、研究規模拡大に向けた課題の検討を行うことであった。COVID-19の影響にて、他施設の専門家やCNの協力を得ることが難しく、自施設での心不全患者を対象としたアウトカム測定および心不全管理ツールへの意見聴取を実施した。心不全患者から得られた意見を質的に分析し、SAGE OPEN NURSINGに投稿し採択、公開された。また、20名程度の心不全患者のアウトカム測定を実施した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 2件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件) 図書 (2件) 備考 (1件)
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