• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

臨床研修医のアンプロフェッショナルな行動の評価を行う際の評価基準の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K23192
研究機関京都大学

研究代表者

木村 武司  京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (20459548)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
キーワードプロフェッショナリズム / アンプロフェッショナルな行動 / デジタル・プロフェッショナリズム
研究実績の概要

本研究では医学生と研修医のアンプロフェッショナルな行動を事例集の形でまとめ、医学生と医師のプロフェッショナリズム評価に役立たせ、ひいては医療と医学教育の質や患者診療の質の向上に寄与することを目的としている。
その肝となる事例集を作成するにあたり、2021年の欧州医学教育学会で話題となったデジタルテクノロジーに関するプロフェッショナリズム(デジタル・プロフェッショナリズム)の逸脱についても扱っていく方針で進めることとした。理由としては、特に新型コロナウイルスの影響からデジタルテクノロジーを利用した診療や教育の機会、あるいはその逸脱に関する報告が増えており、デジタル・プロフェッショナリズムについての評価にもこれまで以上に喫緊の課題としてとらえる必要が出てきたためである。
しかし、デジタル・プロフェッショナリズムはまだ明確な定義が定まっておらず、事例報告も散発的か文脈や状況がそぎ落とされた形での報告が多いのが現状を踏まえ、まずデジタル・プロフェッショナリズムの逸脱と思われる行動の詳細な実例を収集するためのインタビュー調査を実施した。医学教育者6名へのインタビューから18事例を集めるに至った。
質的分析について事例研究としてまとめられないかを検討している。また分析を通して追加のインタビューの必要性についても検討する予定である。
また、この研究の先行研究院ついて調べた過程で、これまでのアンプロフェッショナルな行動についてを日本語の総説としてまとめ、医学教育学会の学会誌に投稿して、受理された。(医学教育 2022, 53(2)4月発刊へ掲載予定)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの流行に伴い、学内業務が増加したことで分析作業が遅滞してしまっている。

今後の研究の推進方策

指導メンターとの議論の日を設けるとともに、研究室のリサーチミーティングで進捗を報告し、データの解析方法やまとめ方についてを決定していく。また追加インタビューについてもまた検討していきたい。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスの流行により、インタビューや学会発表の交通費がかからなかったため。

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi