21世紀出生児縦断調査や電子カルテデータベースを用いて、(1)15歳時のBMIステータスから見た乳幼児期からのBMIと身長の推移、(2)虫歯とインフルエンザ罹患の関係、(3)COVID-19流行が小児慢性疾患発症に与えた影響を検証した。 (1)では思春期肥満に至る過程を混合効果モデルで描出し、小児肥満臨床に意義ある知見を得た。(2)では虫歯とインフルエンザ罹患の関連を示唆し、虫歯治療の重要性を示した。(3)ではCOVID-19パンデミック時の他の呼吸器感染症減少と小児喘息発症数の関連、休校による思春期の精神疾患発症への影響を年齢・性別に分析した。いずれも英文誌に掲載された。
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