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2023 年度 研究成果報告書

次世代の低栄養評価法であるGLIM基準と地域在住高齢者の骨格筋機能特性

研究課題

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研究課題/領域番号 20K23198
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関東京都立大学 (2023)
青森県立保健大学 (2020-2022)

研究代表者

板垣 篤典  東京都立大学, 人間健康科学研究科, 助教 (90871377)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2024-03-31
キーワードGLIM基準 / サルコペニア / 骨格筋内脂肪 / 栄養 / 超音波
研究成果の概要

近年、世界各国の臨床栄養関連学会が共同参画することで初めて世界規模での低栄養診断基準であるGLIM基準が発表された。我々は、地域在住高齢者の大腿前面筋の超音波画像解析により骨格筋の質を評価し、GLIM基準との関係性を検証した。結果、GLIM基準により定義される低栄養者のみではなく非低栄養者においても一定の割合で筋質の低下している者が存在することが示された。今後は、筋質が各種のアウトカムに対してGLIM基準と独立した影響力を有するかどうかについてのさらなる検討が必要であると考えられた。

自由記述の分野

老年学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの栄養に関する研究では、主に骨格筋量や筋力に焦点が当てられることが多かった。しかし、最近では加齢に伴う骨格筋の変化として筋量や筋力の他に筋質を評価することの重要性が認識されてきている。その中で、本研究ではGLIM基準による低栄養評価には筋質の要素を十分反映できていない可能性を示した。骨格筋の質的な変化は能力障害や転倒、死亡などのアウトカムに筋量や筋力とは独立した影響力を有することが知られていることから、本研究の結果はGLIM基準により判定される低栄養の解釈の一助となると共に、低栄養判定に筋質という評価軸を追加する意義を示唆するものである。

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公開日: 2025-01-30  

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