新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による社会活動制限が高齢者に与えるフレイル (虚弱)への影響を明らかにした.通所リハビリテーション利用の要支援・要介護高齢者で,緊急事態宣言中にサービス利用を中止する人は女性や歩行速度が速い人に多く,活動量が少ない,疲労感が強いなどのフレイルの兆候を示した.さらに地域在住高齢者の高齢者に対するコロナ禍のフレイル調査では,フレイル予防には地域活動,ロバスト(健康)への回復には趣味が重要であることが明らかとなった.研究活動スタート支援からの更なる長期的な追跡を基盤研究(C)にて行い,COVID-19収束までのフレイルにおけるフォローアップを実現する.
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