看護師は点眼指導で患者を支援しているが、高齢者が点眼を的確に行うことができないことが見受けられた。本研究では、点眼の成否を点眼姿勢、点眼動作、点眼法の3つの視点から分析し成否要因を明らかにしていくことを目的に研究を行った。 「第1研究」では、点眼指導を行う際の患者の姿勢や点眼法、評価視点について調査する目的で眼科看護に携わっている看護師を対象に調査票による質問紙調査を実施した。438施設に調査票を郵送し159名の看護師から回答が得られた。「第2研究」では、70歳代の健康な高齢女性9名を対象に、椅子の背もたれの有無の違いでの点眼姿勢や点眼動作の分析を行った。
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