研究課題
研究活動スタート支援
正常ラットでは、下肢リンパ運搬に関与する4種類の集合リンパ管が確認された。リンパ流遮断後は、3種類のリンパ経路が迂回路として観察された。このうち、正中付近のリンパ管へつながった経路と、対側の鼠経リンパ節へ向かった経路は、正常ラットには確認されなかった。迂回路の組織観察により、迂回路を形成するリンパ管は前集合リンパ管であることが考えられた。これらのことから、リンパ流遮断後は、迂回路に焦点を当てたリンパ誘導ができる可能性が示唆された。
基礎看護学
ラット下肢のリンパ流遮断後のリンパ経路は、正常なラットのリンパ系とは異なっていた。このことから、リンパ遮断後に生じたリンパ経路に焦点化したリンパドレナージを行うことができれば、ケア時間の短縮を見込める可能性がある。このことは、患者のケア負担軽減、患者の社会進出を助けることができると考えられる。