研究課題/領域番号 |
20K23239
|
研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
和田 直子 新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (60646644)
|
研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
|
キーワード | 子育て / 仕事 / 両立 / 両立力 / 調整力 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、1)就業する母親の産業看護職への期待と産業看護職による両立支援の実態調査、2)子育てと仕事の両立において母親が発揮する調整力の解明である。 令和3年度は2)の調査に着手した。2)は次の2段階で行った。第1段階は、子育て中の女性労働者200名を対象として、令和3年7月に「子育てと仕事の両立において必要となる力は何か」という自由記述の調査をインターネットを用いて行った。この結果から38項目からなる暫定版両立力尺度を作成することができた。暫定版両立力尺度の内容的妥当性を検討した。第2段階では、暫定版両立力尺度の有効性を検証するための調査を行った。子育て中の女性労働者2,000名に対し、令和4年3月にインターネットを用いて調査を行った。現在、結果を分析している段階である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和3年度に予定していた計画は半年ほど遅れての実施であった。研究目的1)の分析に時間を要したためである。現在、研究目的2)の第2段階の結果を分析中だが、分析過程では統計学や産業看護学の専門家にも助言をいただく予定である。そのための準備を行っている。
|
今後の研究の推進方策 |
研究目的を達成するための調査は全て終了しているが、結果分析に時間を要する。まずは学内外の研究者等から助言をいただき、データ分析と論文執筆に着手する予定である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
前年度に行った調査の分析に時間を要したため、今年度計画(調査)が予定より遅くなってしまった。今年度予定していた調査は概ね終了したが、分析過程では学内外の統計学や公衆衛生学、産業保健学の専門家から助言をいただく予定のため、打合せの日程が決まり次第、速やかに分析と論文執筆に着手する予定である。
|