研究課題
本研究では、治療開始前に医師が患者に対し「治療による生殖機能への影響と妊孕性温存」に関する説明を行う際の阻害要因と促進要因を明らかにし、各要因を踏まえ医師による患者への説明を多職種で実施促進する資材を開発することを目的とする。本年度は、治療開始前に医師が患者に対し「治療による生殖機能への影響と妊孕性温存」に関する説明を行う際の阻害要因と促進要因を明らかにすることを目的とし、実装研究統合フレームワークであるConsolidated Framework for Implementation Research (CFIR)に基づいたインタビュー調査を医師16名、看護師4名、思春期若年成人世代がん患者10名に対し実施した。30名分のインタビューの逐語録から、4名の解析者でCFIRに基づいた解析を行っているところである。
3: やや遅れている
実装研究統合フレームワークであるConsolidated Framework for Implementation Research (CFIR)に基づいた解析に予想以上に時間を要しているため。
2022年度前期でCFIRに基づいた解析を終了し、解析結果を基に、阻害・促進要因を同定し、論文、学会発表する。また同定された阻害・促進要因に基づき、介入方法を検討し開発する。
次年度使用額が生じた理由:・コロナ禍の影響で旅費が全くかからなかったため・解析がやや遅れ、論文投稿費用があまりかからず、また人件費に関する支出がなかったため使用計画:コーディングとデータ解析に関する人件費、ソフトウェアの支出、国内外の学会参加費、旅費、論文投稿などの支出を予定している。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
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