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2022 年度 研究成果報告書

運動歴は高齢期の骨格筋機能へ影響するか?-運動種目と実施年代に着目してー

研究課題

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研究課題/領域番号 20K23261
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関順天堂大学

研究代表者

田端 宏樹  順天堂大学, 大学院医学研究科, 博士研究員 (50876886)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
キーワードサルコペニア / 骨格筋機能 / 骨格筋量 / 筋力 / 運動歴 / 青年期
研究成果の概要

高齢期の骨格筋量、筋力などの骨格筋機能の維持に有効な運動歴を明らかにするために、過去(青年期)および現在(高齢期)の運動習慣と高齢期の骨格筋機能との関連を検討した。
骨格筋機能のピークを向上させる青年期と低下を抑える高齢期の両方の時期で運動習慣を有する高齢者では両時期で運動習慣を有さない高齢者に比べて骨格筋機能が高く、特に男性ではサルコペニアのリスクを低減できる可能性が示された。また、青年期にレジスタンス運動を実施した高齢女性では青年期に運動習慣を有さなかった高齢女性に比べて高齢期の握力や歩行速度が高くなる可能性が示唆された。

自由記述の分野

応用健康科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として骨格筋機能のピークを高める青年期および低下を抑える高齢期の両時期での運動実施が高齢期の骨格筋機能の維持に有効であり、特に男性においてはサルコペニアのリスクと関連する可能性が示された。
これまで、サルコペニアの予防策は骨格筋機能の顕著な低下が始まる50歳以降の中高年者に対する運動施策に焦点が当てられてきた。しかし、本研究は高齢期の骨格筋機能の維持およびサルコペニアの予防には、中高年期からだけではなく、青年期の運動実施により骨格筋機能のピークを高めることが有用である可能性を示唆しており、今後の我が国の介護予防施策の確立に資する重要な知見である。

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公開日: 2024-01-30  

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