研究実績の概要 |
2021年度は研究1の調査研究を実施した。全国の中学生から社会人の野球経験者292名(平均年齢=23.15, SD=7.53)を対象に調査を実施した。研究目的は、Acceptance and Commitment Therapyにおけるプロセス変数(体験の回避、認知的フュージョン、価値)と社会的な要因が、イップスの維持に与える影響を検討することであった。本研究の結果、送球ミスをしないでおこうとする考えの強さ、認知的フュージョンの強さ、監督およびチームメイトからミスを責められる程度がイップス症状を強めていることが明らかとなった。本研究結果について国際学会におけるポスター発表を行った。
実績 Inoue, K., Yamada, T., & Ohtsuki, T. (2022). Examining the Factors of the Yips in Baseball: From the Perspective of Psychological Flexibility and Social Factor. ACBS World Conference, June 14-19.
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