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2023 年度 研究成果報告書

脳卒中後慢性期上肢運動麻痺に対するCI療法の運動学的効果の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20K23269
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0909:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関北里大学 (2021-2023)
新潟医療福祉大学 (2020)

研究代表者

天野 暁  北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (20880892)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2024-03-31
キーワードAction Research Arm Test / 運動学的アウトカム
研究成果の概要

脳卒中後に上肢運動麻痺を呈した成人患者における動作を, 運動学的変数で表現する臨床研究が実施された. 上肢運動能力評価である Action Research Arm Testに対して, 「他人と共有されない場合のある主観的」運動学的変化を「多くの医療者間で共有されやすい客観的な運動学的変数」に置き代える試みは, 見込みのある結果に至った. 特に, 多軸加速度計を導入した動作分析的検討においては, 課題の種類によって医療者が注目すべき関節レベルの動きが明らかになった. これらの情報を臨床還元することで, エビデンスのある既存治療の効果をより明確に患者側に伝えることができるようになると考える.

自由記述の分野

rehabilitation

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究結果は、物品の操作課題に関連する運動要素が, 治療において重要な指標となり得ることを示している. 本研究は, 特に, 脳卒中後の腕や手のリハビリテーションの個別化医療の進展に寄与すると考える. それは, 個別の患者の運動機能状態に合わせた, 特定の運動要素に焦点を当てたリハビリテーション(個別にカスタマイズされたプログラム)を提供することにつながると考えるからである. その結果として, すでに確立されたエビデンスのある治療効果が最大化されて, 患者の生活の質が向上することにつながると考えられる. また, 特定の運動要素に焦点を当てた訓練機器やプログラムの開発が促進される可能性もある.

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公開日: 2025-01-30  

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