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2020 年度 実施状況報告書

VRを用いた筋電義手操作プログラムの開発:視覚的付加情報を用いた運動観察の効果

研究課題

研究課題/領域番号 20K23305
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

吉村 学  川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 助教 (10880114)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード筋電義手 / Virtual Reality / 運動観察 / VR
研究実績の概要

2020年度は、健常者が装着可能な模擬筋電義手の検討および作製を行った。模擬筋電義手は、国内外の研究論文を参考に、①健常手の長軸上にハンド部分を延長する条件(長軸延長条件)と、②健常者の手部位置とハンド部分が一致する条件(手部位置一致条件)の2種類の条件で検討を行った。なお、模擬筋電義手の作製に関しては、義肢装具会社と共同で行った。
予備実験として、上記2条件の模擬筋電義手を用いて、片手操作課題(Box and Blocks Test)と両手操作課題(紐結び)で検討した。その結果、模擬筋電義手のハンド部分の見えやすさ、外観の良さ、義手使用者の上肢のBody Imageが崩れにくいことから、長軸延長条件で作製することを決定した。その後、義肢装具会社に発注を行い、2020年3月に模擬筋電義手の作製が完了した。
また、本実験での研究プロトコール、使用する測定装置(表面筋電図、近赤外分光装置)および、義手操作課題の検討を行い、2021年度に本実験を開始できる準備が整った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2020年度中に、予備実験の結果を基に、健常者が装着可能な模擬筋電義手の作製が完了した。また、本実験の測定で使用する測定装置や課題の検討も行えていることから、おおむね順調に進展していると判断した。

今後の研究の推進方策

2021年度は、作製した模擬筋電義手を用いて、動画観察時の視覚的な付加情報が筋収縮制御に与える影響を明らかにするべく、データ測定および解析を行う。健常成人を対象として、VRを用いた運動観察時に視覚的な付加情報(筋電制御の筋電位波形)を与えることで、筋収縮制御と筋電義手操作が促進するかを明らかにする。また、2021年度中に学会発表および、論文作成を行う予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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