研究課題
本研究では,知識構築対話のネットワーク分析とウィスコンシン大学のProf. Shafferの研究グループで開発しているENAという異なる対話分析システムを融合し,知識創造実践によって作られる集団知を学習活動中の対話から測定する手法を確立を目指した(目的1). また,知識創造型学習の社会実験を展開するヘルシンキ大学のProf. Hakkarainenの研究グループとの国際共同授業研究をとおして,革新的実践の継続的な改善による,新しい授業研究の実践を設計しその効果の検討を目指した.2020-21年度は,コロナ禍において,予定していたウィスコンシンでのワークショップ,ヘルシンキ大学での実践の観察と評価分析が実施できなかった.しかしながら,リモートでの会議を重ね,既存のデータを元にした分析手法の開発は着実に進展した.2022年度は,最終年度としてウィスコンシン大学との共同研究の成果を知識構築分析学という形でまとめる作業を行うために,分担者の大﨑が一ヶ月ウィスコンシンに滞在し,研究代表者である大島純がその内容を2022年10月のICQE2022において基調講演で発表した.また,その分析手法を用いた実践研究の進展のために,さらにヘルシンキを大島と河﨑が訪問し,今後の進め方について議論を展開した.コロナ禍のために予定した成果のレベルまで持ち上げることは叶わなかったが,国際共同研究者のスケジュールもあって延長はせず,予定通り2022年度で研究を終了することとした.
すべて 2022
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 4件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 9件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 7件、 招待講演 3件)
Journal of Information Processing
巻: 30 ページ: 238~249
10.2197/ipsjjip.30.238
Sustainability
巻: 14 ページ: 13572~13572
10.3390/su142013572
IEEE Access
巻: 10 ページ: 121318~121328
10.1109/ACCESS.2022.3222562
General Proceedings of the 2nd Annual Meeting of the International Society of the Learning Sciences 2022
巻: 2 ページ: 9~16
巻: 2 ページ: 17~24
Proceedings of the 16th international conference of the learning sciences
巻: 16 ページ: 1930~1931
Proceedings of the 15th international conference on computer-supported collaborative learning
巻: 15 ページ: 308~311
巻: 15 ページ: 312~315
巻: 15 ページ: 543~544