研究課題/領域番号 |
20KK0047
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
藤井 浩樹 岡山大学, 教育学域, 教授 (30274038)
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研究分担者 |
市瀬 智紀 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (30282148)
大安 喜一 東京医療保健大学, 未登録, 特任教授 (50789576)
柴川 弘子 岡山大学, 教育学域, 特任助教 (50875375)
KHALIFATULLOH FIELARDH 岡山大学, 教育学域, 特任助教 (20963705)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2024-03-31
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キーワード | 気候変動教育 / 教師教育 / アジア / ESD |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、アジア(中国、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、マレーシア、モンゴル、フィリピン及びタイの9か国)のESD(持続可能な開発のための教育)の研究教育拠点が連携し、世界初の国際標準である「気候変動教育の教師教育プログラムのアジア・フレームワーク」とその普及ガイドを開発することであった。そこで各国の研究教育拠点でプログラムを開発・実践・評価し、成果をまとめ、アジアの教師教育機関で採用可能で国際的に通用する「気候変動教育の教師教育プログラムのアジア・フレームワーク」とその普及ガイドを開発・作成した。 令和5年度は、前年度に続いて気候変動教育の教師教育プログラムを開発・実践し、教員養成段階の学生や現職教員のコンピテンシー(気候変動教育を実践する教師に求められる資質・能力)がどのように形成されるかを調査・分析した。分析の結果から、開発した教師教育プログラムの有効性を評価した。 そして4年間の教師教育プログラムの開発研究の成果をまとめ、フレームワーク(「気候行動のための教師教育のアジア・フレームワーク(Asian Framework of Teacher Education for Climate Action)」という名称とした)とその普及ガイドを完成させた。この成果の意義は、(1)気候変動教育の教師教育における世界初の国際標準としてのフレームワークを開発したこと、(2)アジアの共同研究によって、アジアから世界に発信したこと、(2)フレームワークの普及ガイドも作成し、気候変動教育の教師教育をアジアで広く普及させる道筋をつけたことである。 研究遂行のために、研究教育拠点のメンバーと協力機関のACCUやユネスコの地域事務所が参加する第5回会議(最終会議)(令和5年11月15~18日、インドネシア・スラバヤ国立大学)を開催した。
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