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2023 年度 研究成果報告書

感覚モダリティ理解のためのミクログリア・シナプス接触の多角的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20KK0170
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分46:神経科学およびその関連分野
研究機関生理学研究所 (2021-2023)
名古屋大学 (2020)

研究代表者

和氣 弘明  生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 教授 (90455220)

研究分担者 大野 伸彦  自治医科大学, 医学部, 教授 (10432155)
加藤 大輔  生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 特別訪問研究員 (10712292)
竹田 育子  生理学研究所, 基盤神経科学研究領域, 特別訪問研究員 (30746300)
研究期間 (年度) 2020-10-27 – 2024-03-31
キーワードミクログリア / 異種感覚の可塑性
研究成果の概要

ミクログリアによる異種感覚の可塑性への寄与を明らかにし、その精神疾患病態への関わりについて検証した。
まず、先天的盲における異種感覚の可塑性による感覚識別能力の向上メカニズムを明らかにし、ここにミクログリアが関与することを示した。また後天的視力の低下もしくは視覚遮断によって幻覚が出ることに着目し、この病態メカニズムがミクログリアの活性化によるアストロサイトの変容機構によって起こっていることを示した。これらのメカニズムの病態における変化を示すために3q29欠失モデルを用いて、このミクログリアの変化をトランスクリプトーム変化と結びつけ、その生理機能の変化を明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

感覚喪失に伴う異種感覚の可塑性のメカニズムを明らかにすることで、他感覚脳領域を用いた感覚識別能力の向上に結びつけることが可能となり、さらにこれらによって得た知見を精神疾患に結びつけることで、感覚統合の異常を首座とする精神疾患の病態解明に結びつけることが可能となった。

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公開日: 2025-01-30  

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