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2023 年度 研究成果報告書

運動により分泌されるエクソソームの機能解析と生理的役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20KK0230
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関早稲田大学

研究代表者

鈴木 克彦  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (80344597)

研究分担者 川西 範明  千葉工業大学, 先進工学部, 教授 (00706533)
河村 拓史  早稲田大学, スポーツ科学学術院, その他(招聘研究員) (80823327)
研究期間 (年度) 2020-10-27 – 2024-03-31
キーワード運動 / エクソソーム / 分子生物学的解析
研究成果の概要

本研究では、研究代表者の鈴木はマウスを用いた動物実験で高脂肪食による肥満モデルに運動トレーニングを行い、各組織からのエクソソームの抽出法について比較検討を重ね、今後の研究に用いる手法について知見を得ることができた。エクソソームのマイクロRNAの解析については、研究分担者の川西が測定系の基礎検討を行い、収縮骨格筋から分泌されるエクソソームの特徴を解析し、研究成果を論文化することができた。またコロナ禍であったにも関わらず、分担者の河村はハンガリースポーツ科学大学に留学し、国際共同研究で心肺体力とDNAメチル化に基づく生物学的老化との関係を明らかにする研究で論文を発表することができた。

自由記述の分野

スポーツ科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではエクソソームの抽出法や解析・評価法について検討を進め、骨格筋の収縮によって血中にエクソソームが放出され、それが臓器連関のメディエーターとして標的臓器に作用し運動効果を担う可能性の一端を示すことができた。今後は、人を対象とする臨床試験を実施し、疾病予防効果や病態改善効果とそれらのメカニズムを解明していきたい。また、ハンガリースポーツ科学大学に出張した研究分担者で若手研究者の河村らが新しい分子生物学的解析法を習得し、運動や老化との関連を研究し成果をあげることができたため、今後も国際共同研究を多方面に発展させ、さらに総合的な研究を展開することができると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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