研究課題/領域番号 |
20KK0242
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分64:環境保全対策およびその関連分野
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
加藤 亮 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (10302332)
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研究分担者 |
大倉 芙美 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 農村開発領域, 任期付研究員 (10880297)
橋本 禅 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20462492)
乃田 啓吾 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (60646371)
木村 匡臣 近畿大学, 農学部, 准教授 (80725664)
堀切 友紀子 東京農工大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (90647645)
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研究期間 (年度) |
2020-10-27 – 2024-03-31
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キーワード | 土地利用変化 / 水田農業 / 生態系サービス / 水環境 / リモートセンシング |
研究成果の概要 |
ラオス国ビエンチャン市の水田域において,作付け面積の減少に伴う水田の移転状況と水環境の変化を明らかにした。まず,InVESTのNDRを用い窒素の発生負荷の分布状況を明らかにした。また,水田面積の減少と共に,スプロールにより郊外に水田が移転している状況を確認した。そこで2000年代から現時点までの複数年度の土地利用図を入手し,リモートセンシング画像の解析を行った。結果として,現在までのところ水田農家の移転は面積を減らしながら都市中心部から東部に移っていることが判明した。さらに,農家へのイタビューを実施し,移転に関する社会経済的理由を調査し,灌漑設備の老朽化が原因の一つであることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
農業水利
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ラオス国はASEANの中では発展が遅れていたが,近年は急激に経済状況が変化し,都市部ではかつてないほどの土地利用変化が生じている。このような都市化の中で,水田農業が失われていき,結果として水環境,生態系サービスの悪化が進行することが懸念されている。本研究により,水田農業を保全しながら,持続的な発展に向けたロールモデルを作ることは,今後のアジアアフリカ諸国の,地域発展の経路をグリーン化することに貢献できる。
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