研究課題/領域番号 |
20KK0296
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
カン ビョンウ 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (70735365)
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研究期間 (年度) |
2021 – 2023
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キーワード | 創造性 / アイデア創造メカニズム / 類似発明 |
研究実績の概要 |
1年目の活動として、研究計画の見直しと確定作業、また研究計画に基づいた研究データセットを構築した。 研究計画にあたっては、共同研究者と議論を重ねあいながら、当初提案した研究計画の理解の確認、それらを実施するに必要なデータベースの存在(購入有無も含め)の確認をした。渡航できたおかげで、そのような議論は、時間を決めての打ち合わせやちょっとした休憩時間・食事時間・移動時間など、時間・場所を問わず、行うことができた。 また、研究データセット構築には大きな進歩があった。本来は、研究代表者と共同研究者が構築するデータセットと他研究機関が持つ研究データセットをつなげて研究を実施する予定であった(実際つなげてテスト分析も実施した)。期待していた結果を得られていたが、今回の研究の独自性が損なわれないか懸念が出た。そこで、研究の独自性を高めるために、自ら研究データセットをゼロベースから構築しなおすことにした。 またデータセット構築にあたっては、研究代表者がPythonの学習も必要であった。テスト分析をしながら、学習をすることができた。 その他の報告事項としては、渡航期間中に様々な研究者と交流ができた点である。研究代表者の渡航期間はヨーロッパでコロナ規制がほぼ全て緩和される期間でもあった。そのおかげで、対面でワークショップや学会に参加することができ、また対面で様々な研究者と知り合うことができた。様々な研究者が使用する研究データベースやスキルについて知ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
【研究実績の概要】には「研究データセット構築には大きな進歩があった」と書いた。しかし、その他の活動、例えば分析・執筆・発表等の活動を考慮すると、計画通りである。渡航できたゆえに、遅れが生じることはなかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画に大きな変化はない。 これまでできた研究成果を、研究代表者が所属する機関内で共有しフィードバックをもらう予定である。フィードバックを生かし、この研究をさらに発展させたいと思っている。 2022年度中に共同研究者と対面で会い、分析作業をさらに前進させ、執筆を始める予定である。研究代表者が再度オランダへ渡航することも検討している。
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