研究課題/領域番号 |
20KK0352
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 裕樹 新潟大学, 医歯学系, 助教 (50644556)
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研究期間 (年度) |
2021 – 2022
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キーワード | 過敏性腸症候群 / 機能性ディスペプシア / Gastroparesis / 脳腸循環 |
研究実績の概要 |
COVID-19パンデミックの影響をうけ渡航ならびに研究開始に遅延が生じた。モデルマウスの作成期間に過敏性腸症候群(IBS)と同様の機能性消化管疾患(FGIDs)である機能性ディスペプシア(FD)についてreviewを行った。その中で、FDは消化管運動異常症であるGastroparesisと、病態・診断にオーバーラップを認めた。そして、その治療を考えるうえで両疾患の鑑別が重要であるという認識が欧米において浸透していることが分かった。疾患への脳腸循環の関与はFDに特異的ではなく、Gastroparesisにおいても、うつ状態・不安状態といった脳の活動性の変化は疾患の病態に負に作用すると考えられる。したがって、病態生理が多様と考えられるIBSに絞った解析の前に、慢性ストレス刺激などによる脳の活動性の変化が消化管生理機能にどのような影響を与えるのか深く掘り下げた研究が必要と考えられた。 一方で、実際の患者で脳と腸管の状態の関連性を調査するためIBS患者の検体の回収ならびにうつ状態・不安状態も含む臨床データの収集を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19パンデミックの影響をうけ渡航ならびに研究開始に遅延が生じた。モデルマウスの作成に難渋している。
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今後の研究の推進方策 |
引き続きモデルマウスの作成を行っていく。一方でin vivoの実験に限定せず、vitroの実験系、患者検体を使用した研究などについても探索する。
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