研究課題
(1) 神経筋接合部の逆行性シグナル分子の同定(1)シビレエイ電気器官からcDNAライブラリーを作成した.cDNA2万個について、両端から核酸配列を決定した.現在活用できる全動物種の遺伝子情報と比較してアノテーションを行い,データーベースを作成した.(2)MuSK(muscle-sppecifc kinase)抗体により100%のマウスが筋萎縮を発症するマウス疾患モデルの作成に成功した.筋から神経筋接合部を介して運動神経終末へ伝わる逆行性シグナルが障害されて発症することが明らかとなった.逆行性シグナルの候補分子について今後このモデルマウスを使って明らかにする.(3)運動神経細胞および一部の介在細胞でGFPが発現するマウス胎児(HB9-GFPトランスジェニックマウス)から運動神経細胞培養とFACSによる運動神経細胞分離の方法確立を行った.シビレエイ電気器官の発現遺伝子データーベース、除神経で誘導される筋萎縮に伴って発現が上昇する遺伝子群(マイクロアレー法)で逆行性分子を絞りこみ、運動神経細胞に対する効果(分化、神経細胞栄養)を解析することが可能となった.
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