研究課題
(1)神経筋接合部の逆行性シグナル分子の同定(1)シビレエイ電気器官の発現遺伝子のcDNAライブラリーを作成しcDNA2万個の核酸配列データーベースを作成、逆行性シグナル分子の候補分子を絞りこんだ.(2)MuSK(muscle-specifc kinase)抗体により、筋萎縮を発症するマウス疾患モデルの神経筋接合部の構造と機能障害の解析を電気生理、免疫組織化学、電子顕微鏡で行った.順行性だけでなく逆行性の機能障害を明らかにして論文を投稿した.逆行性シグナルの候補分子に対する抗体でマウスモデルによる発症のメカニズムの解析を進めている.(3)運動神経細胞および一部の介在細胞でGFPが発現するマウス胎児(HB9-GFPトランスジェニックマウス)から運動神経細胞を含む神経細胞の培養系の確立に成功した.運動神経の生細胞の分化はHB-GFPでトレースすることが可能である.胎児脊髄からFACSで運動神経細胞分離して培養する方法は23年度に継続して検討が必要である.世界的にもまだ良い培養条件が確立されておらず、成功すれば新規性が高い.確立したデーターベースで絞り混んだ逆行性シグナル分子のリコンビナント蛋白を発現することに成功した.23年度はこれを使って、運動神経細胞に対する効果(分化、神経細胞栄養)を解析する.
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