研究課題
(1) 蛍光励起よりin vivoで細胞の標識を可能にするマウスの開発 : 新たに開発された蛍光タンパク質iRFPを発現するマウスを作製し、生体での解析が可能かどうかを解析した。その結果、生体内部の蛍光を生体外からの励起光で観察が可能であることを実証した。(2) 低分子化合物をモニターできる蛍光マウスの開発 : Tet-Deg-GFPマウスについて、Tet投与後の体内動態を詳細に解析した。数値モデルによるシュミレーションを行ったが、まだ十分なシュミレーションを行う為にはデータが不足していることが明らかとなった。(3) 神経細胞活動性の履歴を標識するマウスの開発 : 神経活動の履歴を標識できるマウスを用いて観察された手綱核反屈束経路の左右の活動性の違いの神経生理学的な意義を解析した。その結果、新生時期の外部からの刺激によって、左右の活動性の差が誘導されることが明らかとなった。(4) 神経細胞活動性の履歴を期間選択的に標識するマウスの開発デグラトンタグの点突然変異導入によるDoxなどのテトラサイクリン系抗生物質への高機能高親和性デグラトンタグの作製を行うと伴に、誘導的なCre-loxPシステムでレポーター遺伝子を活性化させる方法の開発した。前述のiRFPを用いて、デグラトン-iRFPを作製するとともに、時期・場所特異的にiRFPを発現するマウスを作製した。(5) 様々な遺伝子の発現をin vivoでモニターするマウスの開発 : in vivoイメージングをより簡便に実施するために、様々な遺伝子の発現を蛍光および発光でモニターできるマウスを引続き開発した。VE-cadherin BACトランスジェニックマウスは、十分な蛍光が観察されなかったが、膵臓内分泌細胞をKusabira Orangeで標識できる新たなマウスを開発した。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Nature Communications
巻: 5 ページ: 3147
10.1038/ncomms4149
Plos One
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Experimental Animals
巻: 62 ページ: 295-304
http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/anatomy/embryology/index.html
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201401201900.html