研究課題/領域番号 |
21227008
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
相賀 裕美子 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 教授 (50221271)
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研究分担者 |
小久保 博樹 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助教 (10270480)
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連携研究者 |
鈴木 敦 横浜国立大学, 工学研究院, 准教授 (60467058)
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研究期間 (年度) |
2009-05-11 – 2014-03-31
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キーワード | 生殖細胞 / RNA結合タンパク質 / 性分化 / 精子幹細胞 / CNOT複合体 |
研究概要 |
マウスの生殖細胞の発生過程において、雄性生殖細胞の性分化の誘導にはNanos2の発現が必須であり、その誘導にはTGF-b(Nodal)シグナルを介したSmad2シグナル系が必要であることを明らかにした。Nanos2は生殖細胞の雌化を抑制し雄化を促進する。その際、Nanos2はRNA結合タンパク質Dnd1と直接結合して標的RNAを認識し、脱アデニル化活性をもつCNOT複合体と直接結合してRNAの分解に関与することが明らかになった。またNanos2は生後の精子幹細胞に発現し、GDNFを介した幹細胞の維持に必須である。Nanos2は主に分化抑制を介して幹細胞の維持に寄与する。
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