研究課題/領域番号 |
21228001
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
秋光 和也 香川大学, 農学部, 教授 (80263888)
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研究分担者 |
五味 剣二 香川大学, 農学部, 助教 (50511549)
多田 安臣 香川大学, 総合生命科学研究センター, 准教授 (40552740)
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キーワード | 遺伝子 / 植物 / ミトコンドリア / 宿主特異的毒素 / 植物病理学 / カンキツ / ゲノム / 病原性 |
研究概要 |
本年度は、当初の研究目的どおり(1)ACRSmRNA結合30kDタンパクのプロモーター解析、(2)本30kDタンパクを中心としたRNA切断複合体全容の解明、(3)ACR毒素・ACT毒素生合成遺伝子クラスターの詳細解析と他の宿主特異的毒素生合成遺伝子クラスターとの比較解析を中心に研究を進め、植物病原菌と宿主植物間における特異性決定機構を解明する研究の目的を推進した。 (1)ACRSmRNA結合30kDタンパクのプロモーター解析研究では、本研究グループが単離したACRSmRNA結合30kDタンパク遺伝子のプロモーター領域を得ることに成功し、毒素抵抗性・感受性品種間のプロモーター配列比較をしたところ、感受性品種プロモーターに存在するネガティブレギュレーターの推定結合サイトが抵抗性品種プロモーターには存在しないことを明らかにした。(2)本30kDタンパクを中心としたRNA切断複合体全容の解明では、ACRSmRNA結合30kDタンパクをベイトとして酵母two hybridを完了し、得られた複合体構成タンパク候補の遺伝子部分配列を基に2つの候補タンパク遺伝子の全長を特定した。さらに、(3)ACR毒素・ACT毒素生合成遺伝子クラスターの詳細解析と他の宿主特異的毒素生合成遺伝子クラスターとの比較解析研究では、ACT・ACR毒素生合成遺伝子クラスターの座乗する染色体の部分配列をそれぞれマスシーケンスし、特定した幾つかの遺伝子機能の機能解析を進めた。
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