研究課題
スマートオブジェクトのポート間でストリーミング処理が可能なようにモデルと意味論を拡張した。これに即して、シミュレータを拡張し、ミドルウェア・アーキテクチャを拡張した。さらにSunSpotを用いたハードウェア・スマート・オブジェクトのフェデレーション基盤システム技術を拡張した。ソフトウェア・スマート・オブジェクトのフェデレーション基盤システム技術の開発に関しては、Webble Worldシステムとしてサービスの公開を行った。分子生物学や高分子化学における機構をヒントとして、ユビキタス・コンピューティング、パーベイシブ・コンピューティング、アンビエント・コンピューティングにおける新奇応用の創成を図り、これらをハードウェア・スマートオブジェクトのフェデレーションによって実現し、これらの複雑な機構がスマートオブジェクト・フェデレーションによって実現可能であることを実証した。アンビエント・コンピューティングに関しては、この分野で著名なクレタのFORTH研究所コンピュータサイエンス部門から、インターン博士後期課程学生を受け入れて共同研究を行った。このために、SunSpotの数を増やし、特殊な機能を持ったスマートオブジェクトを各種センサー・デバイスを用いて独自に試作開発した。海外協力者との連携に関しては、EUのFP7のLarge Scale Integration Projectであるp-medicine(ガンの臨床治験の統合支援ITシステムの研究開発)プロジェクトに正規メンバーとして参加し、TOB (Trial Outline Builder)の研究開発を、ソフトウェア・スマート・オブジェクトのフェデレーション基盤システム技術の応用研究として行った。また、同じくFP7のASSETSプロジェクト(EUの電子図書館Europeanaの次世代技術の研究開発プロジェクト)に参加し、User Generated Contentsの編集アクセス環境をソフトウェア・スマート・オブジェクトのフェデレーション基盤システム技術の応用として研究開発した。
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人工知能学会論文誌
巻: 26(1) ページ: 248-261
Information Systems Frontiers
巻: 5 September(Online First) ページ: 1-22
10.1007/s10796-011-9324-y