研究課題/領域番号 |
21240022
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
加藤 友康 明治大学, 大学院, 教授 (00114439)
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研究分担者 |
保立 道久 東京大学, 史料編さん所, 教授 (70092327)
久留島 典子 東京大学, 史料編さん所, 教授 (70143534)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 史料編纂 / 翻刻システム / 歴史知識情報 / 編纂支援システム / 歴史情報学 |
研究概要 |
イ)歴史史料読解のための翻刻支援システムの開発 前年度に引き続き史料編纂所歴史情報システム(SHIPS)と連携のもと、史料画像をもとに翻刻テキストデータの生成に努め、画像約540ファイルについてのテクスト蓄積を実践した。また文脈による文字推定機能について、基盤となる文脈データの拡張・N-グラム法の強化によってその正答率を著しく向上させた。あわせてSHIPS内の電子くずし字字典DBと連携し、推定された文字につき代表的字形画像の表示を可能とした。文字解析の対象に墨書土器群を加えるため、前年度に引き続き長岡宮・京域にあたる市町村の発掘調査報告書から土器一点ごとに実測図を付加した総件数3382件・画像件数2764件のファイルメーカ版のデータを生成した。墨書土器データは明治大学古代学研究所のホームページ上からWeb公開した。 ロ)知識化・知識利用システムの構築による蓋然性推定の高度化 前年度に引き続き知識化・知識利用システムを用いて、『尊卑分脈』『寛政重修諸家譜』を主たる対象として人物メタ情報の蓄積を進めた。この蓄積をもとにSHIPS内にある人物情報の正規化を実践し、高度利用が可能となるコーパスの構築を進めた。さらにSHIPS内の人物関係データベース群との連携にむけて、①『古事談』②『続古事談』③『江談抄』を対象に人名・官職に関するデータ蒐集を行ない、①1427件②831件③1205件、計3463件のエクセル形式のデータを作成した。 ハ)史料画像デジタル化を前提としたネットワーク型編纂支援システムの開発 SHIPS内にある史料目録系DBと画像ディレクトリ管理系DBの協調を強化するとともに、両者間のメタ構造について解析を行った。この成果にもとづいて翻刻支援システムの史料・画像検索機能の強化に向け実践を重ねた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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