研究課題
基盤研究(A)
本研究では、Akt経路による細胞成長の制御メカニズムを周波数応答解析により明らかにする。我々はPC12細胞においてAkt経路が逐次一次反応で表現することができるローパスフィルタという信号処理特性を示すことを発見した。また、逐次一時反応経路において、刺激や阻害剤に対する感受性解析を行った結果、刺激に対しては上流より下流のほうが感受性が高く、逆に阻害剤に対しては上流より下流のほうが感受性が低くなることを理論的に見出した。この原理の発見は、薬剤応答の予測や創薬デザインなどに役立つことが期待される。
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