研究課題
基盤研究(A)
組織工学や再生医療は新しい治療法を開いた。最も成功した例として膵ランゲルハンス島(膵島)移植によるI型糖尿病の治療がある。ただ、未だ各種の問題を抱えている。例えば移植膵島が、血液凝固や補体の活性化を引き起こす、また、それに伴って炎症反応や拒絶反応を引き起こし、これにより膵島の多くを失ってしまうと報告されている。われわれは、この問題を解決するために、新たに合成したssDNA-PEG-lipidを用いた膵島表面の修飾法を開発した。まず膵島をssDNA-PEG-lipidで処理する。一方、ssDNAの相補の配列を有するssDNA'を膵島表面に固定したいタンパクや細胞に固定する。この両者を混合することで、相補対形成で膵島表面にタンパクや細胞を固定することができた。その効果をマウス間の同種移植で調べたところ、良好な結果を得た。
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