研究分担者 |
半田 宏 東京工業大学, ソリューション研究機構, 教授 (80107432)
上田 智章 東京工業大学, ソリューション研究機構, 特任教授 (50456258)
北本 仁孝 東京工業大学, 総合理工学研究科, 准教授 (10272676)
小川 誠 秋田大学, 医学部, 教授 (20112774)
南谷 佳弘 秋田大学, 医学部, 准教授 (30239321)
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研究概要 |
我々は,磁性粒子の励磁音響効果によるセンチネルリンパ節の位置検出に用いるために, 1個の受波器で微小球音源の三次元的方向を算出できる新デバイスを発明した.すなわち,(1)受波器を反射板の非対称位置にマウントし,直接および反射板を介してマイクロフォンに入射した励磁音響効果によるバースト波に関する速度ポテンシャル応答(すなわち、いわゆるインパルス応答)から音源の三次元的方向を算出する「兎耳型マイクロフォン」(Bunny ear Reflector Microphone(BERM)),(2)受波器を覆うヘッドの表面に, M系列符号に基づいて無秩序な位置に小穴を開け,各小穴を通過して受波器に入射したバースト励磁音響波のインパルス応答から音源の三次元的方向を算出する「無秩序経路ホロフォニックセンサ」(Random Path Holophonic Sensor)を発明した.また我々は,"二段階リガンド法"によって粒径分布が鋭いフェライトビーズを合成する技術を開発し,これによって種々の粒径をもったクエン酸被覆フェライトビーズを作製し,粒径が20nmのときにマウスの一次リンパ節(センチネルリンパ節に相当する)に高い効率で集積するとともに,強い励磁音響信号を発することを見出した.
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