研究課題
本プロジェクトは、地理情報科学のカリキュラムに基づいた地理情報システムを活用した教育を、初等から高等教育まで、教育現場で展開することを大きな目的にしている。プロジェクトそのものは平成25年度で終了しており、これまで地理情報科学の知識体系と、それをもとにした大学の授業などで活用可能なパワーポイントスライドを作成してきたが、より多くの人々にわかりやすく伝えるために書籍としてまとめることとし、これまでの研究成果をまとめた教科書という形で、出版のための編集作業を残すだけとなっていた。そのため、今年度は昨年度からの継続事項となった原稿の収集と修正、編集作業を行った。本プロジェクトのメンバーのみならず、他の専門家にも協力を広く呼びかけ、最終的に地理情報科学の理解の基本となる30章からなる教科書が完成した。本書の内容は、地理系カリキュラムと情報系カリキュラムを融合させたものとなっており、30章の中から、13~15個の章を選ぶことで、様々な講義に対応できるものとなっている。30個の章は、地理情報科学、地理情報システムと地理情報科学の歴史、空間的思考とGIS、空間事象のモデル化と形式化、測量、リモートセンシングとその解析、既存データの地図データと属性データ、空間データ、空間データベース、空間データの統合・修正、基本的な空間解析、ネットワーク分析、領域分析、点データの分析、ラスタデータの分析、傾向面分析、空間的自己相関、空間補完、空間相関分析、空間分析におけるスケール、視覚的伝達、地図の表現モデル、地図のデザイン、双方向環境のマッピング、GISの社会貢献、参加型GISと社会貢献、空間データの流通と共用、組織におけるGISの導入と運用、GISと教育・人材育成、GISと未来社会である。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (8件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件) 備考 (1件)
Geographical Reports of Tokyo Metropolitan University
巻: 50 ページ: 127-136
Geoforum
巻: 60 ページ: 4-13
GIS-理論と応用
巻: 22(2) ページ: 13-23
Computers, Environment and Urban Systems
巻: 46 ページ: 57-69
10.1016/j.compenvurbsys.2014.04.004
http://curricula.csis.u-tokyo.ac.jp