研究課題
1.森林法の比較検討アフリカ各国の森林法に関する資料を比較し、森林居住民の慣習的利用に対する扱いの変化を検討した。2.NTFPs(非木材森林産物)の利用と変化カメルーン等の熱帯アフリカ地域において、NTFPsのもつ文化的、経済的意義とその変化についての調査を継続した。NTFPsの商業化についての資料を収集するとともに、交易人や外部からの採取者の到来、NTFPs利用の活発化をめぐるコンフリクトについて情報を収集した。3.森林利用の地図化(participatory mapping)カメルーン東部州などにおいて、研究協力者とともに森林資源利用の地図化を試みた。利用資源とそれらの採取場所、活動域についてのデータを収集した。4.慣習的利用をめぐる社会関係、民族関係の分析狩猟採集民や焼畑農耕民など、生業様式の異なる集団間の森林利用をめぐる競争、相互依存、優劣関係などについて明らかにするため、主としてカメルーンにおいて、森林資源をめぐるさまざまな住民組織に関する調査をおこなったほか、先住民の権利確立に向けての運動が活発なボツワナやタンザニアなど、アフリカの他の地域の例との比較検討を試みた。5.成果発表と討論フランスで関連される「コンゴ盆地の狩猟採集民に関する国際会議」において、これまでの成果について発表した。平成23年度の出版を目指してこれまでの成果についてのまとめの研究会をおこなった。
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Ideas, Debates and Perspectives : Cotsen Institute of Archaeology, Los Angeles
巻: 5 ページ: 117-132
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巻: 26-2 ページ: 179-183
総合人間学
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