研究課題/領域番号 |
21242008
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
望月 哲男 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (90166330)
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研究分担者 |
越野 剛 北海道大学, スラブ研究センター, 助教 (90513242)
後藤 正憲 北海道大学, スラブ研究センター, 博士研究員 (70435949)
鈴木 正美 新潟大学, 人文学部, 教授 (10326621)
鳥山 祐介 千葉大学, 文学部, 准教授 (40466694)
長縄 宣博 北海道大学, スラブ研究センター, 准教授 (30451389)
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キーワード | ロシア文化 / 河川文化圏 / ヴォルガ / 東西文化論 / 空間表象 |
研究概要 |
1)「19世紀後半および20世紀初頭のヴォルガ」を中心的な研究対象として以下の研究を進めた。 帝政後期から末期のロシア帝国統治におけるヴォルガ地域史の特性を踏まえながら、この地域の言語文化、社会構造、宗教、政治文化などの特性を研究した。 リアリズム期の小説や戯曲、19世紀後半のフォークロア収集、世紀中葉の地理学協会や文人調査団による民俗学的な調査などを踏まえながら、この時代におけるヴォルガ・イメージの変遷を分析した。 19世紀のスラブ主義、また民族自立思想や社会主義思想との関連におけるヴォルガの位置づけ、および帝国の諸地域(北ロシア、シベリア、コーカサスなど)との比較におけるヴォルガ地域の文明論的特殊性を研究した。 2)現地調査 前年の中流域(カザン)に続いて、最上流のヴォルゴヴェルホヴィエ、トヴェーリ、コストロマにかけてのヴォルガ上流域の調査を、現地研究者との協力でおこなった。 3)研究会 2011年3月5日・6日中間成果報告のための研究会を行い、ロシア史の中のヴォルガ、ロシア文学のヴォルガ像、ロシア映画の中のヴォルガ像について、研究発表と討論を行った。 4)研究成果、調査報告を以下のホームページに掲載。 http://volga.jp/index.html#news
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