研究課題
本研究は、1600年以前の古文書を対象として、古文書の所在情報、画像、釈文を共有し、文書名の付与・年代比定等の古文書利用のための基礎作業を共同で行い、文書の形態・様式・機能・伝来等々に関する古文書学上の議論を組織する協調作業環境をネットワーク上のバーチャルオーガニゼーションとして構築することである。本年度は最終年度として研究成果をまとめるため、9月18日に全体会議を持つとともに、公開研究会を開催し、研究成果の一部を発表した。(第1部 科研・研究成果の概要 近藤成一/第2部 古文書研究をめぐる諸問題/『鎌倉遺文』未収録の荘園帳簿について 海老澤衷/広島大学所蔵の『鎌倉遺文』未収録文書について 本多博之/『鎌倉遺文』未収の天皇家御願寺関連史料―京都大学文学部所蔵「金剛心院文書」から 遠藤基郎/『鎌倉遺文』の「古田券」を典拠とする文書について 柳原敏昭/弘長三年東寺観智院金剛蔵所蔵『仁和寺興隆倹約等条々』について 稲葉伸道/古文書写二題―『宝永三年秋鹿・島根両郡神社書出帳』と『岩国藩中諸家古文書』より― 西田友広/中世の位記について 遠藤珠紀/豊臣秀次朱印状の一斉発給について 金子拓/第3部 鎌倉遺文バーチャルラボラトリの課題について 渡邉正男)「古文書バーチャルラボ」運用の成果として、「鎌倉遺文バーチャルラボラトリ」上に蓄積されたデータを、点検を経た上で、「鎌倉遺文フルテキストデータベース」に移行し、公開した。また「日本古文書ユニオンカタログ」により、『鎌倉遺文』のある鎌倉時代の古文書データの存在状況について分析し、古文書研究に関する協調作業環境の課題について考察した。以上の内容を、報告書に印刷し、配布した。(研究の概要/公開研究会の記録/論考4本/『鎌倉遺文』未収鎌倉時代古文書目録)
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (26件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (17件) (うち招待講演 1件) 図書 (6件) 備考 (1件)
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