• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2009 年度 実績報告書

琉球列島先史時代後半期における生業と交易にかんする実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21242027
研究機関熊本大学

研究代表者

木下 尚子  熊本大学, 文学部, 教授 (70169910)

キーワード琉球列島 / 沖縄貝塚時代後期 / 生業 / 交易 / ヤコウガイ / 貝交易 / 辻堂原式土器 / シャコガイ合弁
研究概要

1. 沖縄県伊江島ナガラ原東貝塚において発掘調査を実施した(8月15日~29日)。発掘調査の結果、貝塚において南九州から移入された成川様式後半期の土器の存在を確認し、おれがアカジャンガー式土器の初頭に併行することを知り得た。この時期に南九州との関係が明らかになったことは成果である。発掘調査の成果を熊本大学考古学研究室報告第45集にまとめた。
2. ナガラ原東貝塚において、堆積学、貝類学、植物学、動物学の分析を実施した。全俸的にこれまでとおおきく変わることのない結果であった。
3. 沖縄貝塚時代後期の土器編年を検討するために、沖縄県立埋蔵文化財センターにおいて伊江島出土土器の検討をおこなった(11月4日~8日)。
4. 古墳時代の貝交易について検討をすすめるため、貝交易研究会をたちあげ、鹿児島県立歴史資料センター黎明観において2回の研究会を実施した。また西原海岸採集のゴホウラ腕輪未成品の実測を行った(8月8日、9月21日)。貝交易研究の成果に一定の進展があった。
5. ヤコウガイ交易研究のために、沖縄県立埋蔵文化財センターならびに久米島文化センターで計測作業を実施した(11月4日~5日、3月11日~12日)。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] アツソデガイの腕輪-弥生時代小型腕輪考-2010

    • 著者名/発表者名
      木下尚子
    • 雑誌名

      先史学・考古学論究 5

      ページ: 337-361

  • [雑誌論文] 先史奄美のヤコウガイ消費2010

    • 著者名/発表者名
      木下尚子
    • 雑誌名

      文学部論叢

      ページ: 35-55

    • 査読あり
  • [学会発表] 考古学からみたヤコウガイ-殻利用を中心に-2010

    • 著者名/発表者名
      木下尚子
    • 学会等名
      奈良女子大学古代学学術センター シンポジウム
    • 発表場所
      奈良女子大学講堂
    • 年月日
      2010-03-22
  • [図書] 『ナガラ原東貝塚6』考古学研究室報告第45集2010

    • 著者名/発表者名
      木下尚子監修
    • 総ページ数
      64
    • 出版者
      熊本大学文学部考古学研究室

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi