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2009 年度 実績報告書

帝国と植民地法制に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21243001
研究機関早稲田大学

研究代表者

浅古 弘  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90247198)

研究分担者 浦川 道太郎  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90063792)
加藤 哲夫  早稲田大学, 法学学術院, 教授 (90063809)
西 英昭  九州大学, 法学研究院, 准教授 (50323621)
新田 一郎  東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40208252)
山中 至  熊本大学, 大学院・法曹養成研究科, 教授 (90167718)
キーワード植民地 / 岡松参太郎 / 千種逹夫 / 判決原本 / 台湾 / 法院 / 韓国 / 満洲
研究概要

本研究は、帝国日本の形成と植民地統治を法的側面から実証的に研究するとともに、現存する植民地関係の法制資料を学界共有の財産として広く研究者の利用に供することを目的とするものである。今年度は、東アジアにおける植民地化と法の近代化の諸相を比較検討するために、以下の活動を行った。
(1)「東アジア<近代>をみる岡松参太郎文書展」を、平成21年4月21日から同4月29日の期間、早稲田大学総合学術情報センター展示室で開催した。
(2)学術シンポジウム「帝国と植民地法制I」を、平成21年7月18日に、早稲田大学小野記念講堂において、韓国全南国立大学校から報告者(柳全哲・成升鉉・咸仁善・金淳錫・鄭鍾休)を招聘し、韓国における近代法の形成について、そこにおける日本法の影響とその歴史的意義を考えるシンポジウムを開催した。
(3)「帝国と植民地法制」研究会を2回開催
(4)台湾法務部司法官訓練所が保管する日本統治時代の刑事判決原本のうち、昭和期24冊3069件を目録に採録した。これにより司法官訓練所保管の刑事裁判記録は、255冊25,979件の採録を終えたことになる。
(5)平成22年2月5日から同2月11日に、台湾花蓮地方法院を訪問し、刑事裁判記録の所在調査を行い、日本統治時代の刑事判決原本17冊を撮影し画像データとして蒐集した。
(6)「千種達夫文書資料」1,283件(裁判関係376件、重書54件、満洲関係162件、ノート類216件、原稿343件、その他132件)の目録原稿を作成した。
(7)早稲田大学図書館に寄贈された宮内季子(台湾旧慣調査・満州旧慣調査)に係る「宮内文書資料」360件(書館290件、書類70件)の仮目録を作成した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 跨界的日治法院档案研究2009

    • 著者名/発表者名
      王泰升主編浅古弘・新田一郎, ほか合著
    • 総ページ数
      393
    • 出版者
      元照出版公司

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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